こんにちは!会社を丸4年で退職したゆきみん(@yukimin_jp)です。
1年前に会社を辞めた時、心身共にそれはそれは消耗しました。
もちろん皆が皆冷たかったわけではなく、ほとんどの方は私の新たな出発を応援してくれました。
ただ、中には応援の仕方にトゲを感じるものもあり、色々考えるところがあったんです。
会社辞める時「ネットで稼ぐなんて失敗する」と言われ、私はこう思った

そもそも私がどんな形で会社を辞めたのか、という話からしたいと思います。
もちろん会社を辞める時、はっきりと辞める理由を申告する義務はありません。
「一身上の都合で」
「やりたいことがあって」
これでも十分な理由なんです。
(労働法で定められています)
なので私は最初に退職希望を申し出た時、
「やりたいことがあるので…」
と言いました。
正直に言うとこれは嘘です。
なぜなら、
「よし、会社辞めよう」
と思ったのは、「やりたいことが具体的に見つかった」みたいな素敵な理由ではなく、単純に「辞めてもなんとか食べていけそうだと思った」からなんです。
辞めたらどんな人生が待っているのか、試してみたい気持ちがすごく強かった。
そんな、子どもっぽいといえば子どもっぽい理由でした。
ただし、その頃には上司はもちろん、会社の人たちほぼ全員に私のYouTubeチャンネルやブログがバレていました。
なので、
「会社辞めてネットで仕事するの?」
と聞かれる運びになるのは当然のことでしたし、まあそれしかないわな、って感じで無言の微笑みを返しました…。
会社を辞めるというのが公になって以後、周囲には
「海外に住んでライターをやる」
なんてそれっぽく聞こえることを言って、適当にごまかしてました。
失敗の本質は「ネットで」の部分じゃないと思う

とはいえ、もちろん私がネットで稼ごうとしているのは周囲にも察知されていました。
そんな中で、今でも絶対に忘れない、あることを言ってきた社員さんがいました。
その社員さんは、私に
「ネットで稼ぐなんて、失敗するよ…」
と、こう、預言者のようにこっそりと耳打ちしたんです…(恐怖)
当時の私は退職間際で周囲の声にものすごく過敏になっていたとはいえ、この直球すぎる言葉にはゾクッと背筋が凍る気がしました。
「ネットで稼ぐなんて失敗する」
なんて言い古された言葉を、よくも今さらドヤ顔で!!!
ま じ か !!!!!
笑いすら込み上げてくる衝撃でした。
誤解のないように言っておくと、この「笑い」というのは
「今の時代はネットだぜ、そんなのも知らねーのか」
という類の笑いではなく、
物事をそこまで短絡化してしまう、その滑稽さが面白くて笑ってしまったんです。
(嫌味っぽい言い方だけど、さすがに辛辣すぎて笑うしかなかった。結構悲しかったよ…)
落ち着いて考えてみて思ったことは、
きっとその社員さんは
「ネットで稼ぐ」
という言葉に意味を持たせ過ぎなんだろうなあ、ということでした。
ネットで稼ぐのはただの方法です。
たとえ会社を辞めて新しいことに挑戦して失敗したとしても、その失敗の本質は「ネットで」の部分ではないと思う。
センスだったり、取り組み方だったり、時代の読み違えだったり、失敗の本質はもっともっと根本的なところにあるはず。
さらに言えばね、失敗ってなんですねん、ですよ。
お金が稼げなくなること?
有名になれないこと?
ひとりぼっちになること?
私は会社を辞めた時点で、「自分にとって面白くないことに人生の大半を費やす失敗」をまぬがれたと思っているので、それが失敗だなんて言われたらもう…お手上げです。
このブログを読んでくださっている方の中には、会社を辞めてブログやYouTubeで仕事をしていこうと考えている方もいらっしゃると思います。
ブログやYouTubeに限らず、最近はどんなビジネスもネットを掛け合わせないと厳しい世の中。ネットという場所で新たに挑戦する方も多いでしょう。
そんな皆さんにも、もしかしたら「ネットで稼ぐなんて失敗するよ預言者」が現れるかもしれませんが、ほんと、気にしなくていいと思います。
そんな言葉よりも、ご自身が今まで真剣に考えてきた思いを大切にしてくださいね。