The minimalistsというサイトをご存知でしょうか?
ミニマリストの考え方についてのコラムがたくさん掲載された、2人の男性(JoshuaさんとRyanさん)が運営する世界的に有名なサイトです。
母親の遺品整理
今日はこのサイトの中から、Letting Go of Sentimental Itemsという記事についてシェアしたいと思います。
この記事を書いたJoshuaさんは、2009年にお母様を亡くされました。
そして遺品整理をするのですが、とにかくモノが多かった。
小さい部屋の隅から隅までモノでいっぱいだったそう。
処分するわけにもいかず、彼は保管するためにトラックと倉庫の手配をします。
そして家中のモノを掻き集めていたとき、ベッドの下にしっかりとテーピングされた箱が4つあるのを見つけるんですね。
その箱を開けると、彼の子供の頃の写真や絵やテスト用紙なんかが、たくさん詰まっていた。
そこで彼は気づきます。
「長年、母は僕の写真や絵を見返さなくても、自分のことを思い出していた」のだと。
そのあと彼はトラックも倉庫もキャンセルし、かわりに母の遺品をすべて寄付したそうです。
母の記憶はいたるところに…
この記事の中から、特に印象に残ったセンテンスをご紹介します。
Our memories are within us, not within our things.
Letting Go of Sentimental Items by
記憶は自分自身の中にあり、モノの中にあるのではない。
I don’t need Mom’s stuff to remind me of her—there are traces of her everywhere: in the way I act, in the way I treat others, even in the way I smile. She’s still there, and she was never part of her stuff.
Letting Go of Sentimental Items by
母を想う、そのために遺品は必要ない。
―なぜなら、彼女の記憶は、いたるところに残されているからだ。
私の振る舞いや、他者との関わり方、そして笑った顔にまで、それは残されている。
彼女はまだここにいて、決して、遺品が彼女そのものではないのだ。
思い出の整理
モノの整理で一番難しいのが、遺品に代表される「思い出の整理」だと思います。
Joshuaさんの記事を読んで、私も改めて、まだ整理しきれていないモノに向き合いたいと思いました。
<おすすめの本>
「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
ミニマリストになる=捨てるだけの作業ではない、が分かる本です。
おしまい。