北欧はとにかくカフェが多い。
どこに目をやっても、誰かが一息ついている。思わず見とれてしまう。
私もここでコーヒーを頼めば、そんな光景の一部になれる。という憧れと、それに勝る自信のなさ。
その自信のなさを、すっかり受け入れてくれたのが “Java”(ヤヴァ)だった。
Javaの経営者は、バリスタの初代世界王者。
そんな事前知識もありちょっと身構えていたが、むしろ観光客を迎える店員さんの方が身構えている気さえするような、謙虚なお店だった。
謙虚さは店構えからも。 人通りの少ない広い道に面した場所にあり、レジ横のベーカリーのショーケースには午前中で売り切れるちょうどの数だろうか、シナモンロールがきれいに整列している。
この記事の写真には少しピンクのフィルターをかけているが、感じた空気感はまさにこんな感じ。 もちろん旅先だから、というのもあると思うが、カフェで癒される感覚を初めて理解した。
ここで過ごした時間を、今でもたまに夢に見る。 それともあの時間も、夢だったのだろうか。
〈ヤヴァ Java〉
- 【営業時間】月~木:7:00~18:00、金:7:00~22:00、土:8:00~18:00、日:9:00~18:00
- 【住所】Ullevålsveien 47, 0171 Oslo
- 【アクセス】バス37番St. Hanshaugen駅から徒歩数秒
- 【公式サイト】http://www.javaoslo.no/