優柔不断な性格だと、ひとつひとつを決断するのに、人一倍時間がかかってしまいますよね。
ところで、人は1日にどれくらい決断をしているかご存知ですか?
人は1日に9000回決断する
人は1日になんと9000回もの決断をしていると言われています。
仕事上の決定事項から、晩御飯の献立まで。
朝起きてから寝るまで、決断の連続です。
私たちは毎日、この9000回の決断に、ものすごく体力を使っているんですね。
この「決断に体力を使っている」証拠として分かりやすい例が、レジ横のお菓子。
スーパーでは「今日の献立は、」「こっちのトマトの方が安いから、」「あっちのリンゴの方が甘いかな、」とたくさんの決断をして体力を消耗します。
そしてやっと並んだレジの横におまんじゅうが置いてあったら…
これはマーケティング用語で「テンション・リダクション効果」とも言います。
緊張状態が消滅し、注意力が減少したところを狙うわけですね。
ひっかからないように注意しましょう。笑
9000回のバランスを変えよう
話を戻します。
私はミニマリストになって、「9000回の決断」の項目のバランスが変わったことで、少し生きやすくなりました。
かなりの時間を費やしていた項目、「モノに関しての決断」が一気に短縮されたおかげで、それ以外の項目に体力・時間を掛けられるようになったんです。
将来のことや人間関係、健康についてなど、モノよりももっと考えるべき、決断すべき項目についてたくさん考えられるようになりました。
優柔不断な人ほど、効果が現れやすい
優柔不断な人ほど「9000回の決断のバランス」を変えたときの効果は大きいです。
決断に時間がかかるというのは、それだけ思慮深いということ。
ならば、価値ある決断に時間を掛けられるように、少し工夫してみましょう。
モノを減らしても良し、新しく生活のルールを作るも良し。
決断を省略できるところをどんどん見つけていくのがコツです。
羽生善治さんの「決断力」は、勝負師がいかにして決断するのかが明かされている本です。
棋士の場合、盤上での決断にかなりの体力を使うからこそ、生活一般の決断に関しては無頓着な方が多い気がしますね。笑
おしまい。