会社を辞める

【退職】新卒で入社した大手メーカーを4年で辞めた理由【辞めない方がリスク】

メーカー 退職

こんにちは、とりあえずフリーランサーのゆきみん(@yukimin_jp)です!

この記事では、私が4年間勤めた会社を辞めた理由についてお話します。

フリーランスは楽ではないと覚悟を決めたから

会社 辞めた

退職を意識してから実際に上司に話を切り出すまで、大袈裟ではなく、頭から血が出るんじゃないかというくらい考えに考えました。

大好きな上司の、あまりにショックを受けた表情は、今でも忘れられません。
何度もなんども面談を重ね、引き止めてくれました。
これまでにないほどの厳しい口調で、これからのことを心配してくれました。
そんな姿を見て、一緒に泣きたくなるのを何度堪えたことか。

こんなによくしてくれる大人は、これから先、もう現れないかもしれない。
どんなに失敗してもいつも笑顔で励まし、味方してくれた上司や先輩を、私は裏切ってしまうのだろうか…?

大きな会社に入ったことを喜んでくれた家族。
近所でも「○○さんちの娘さんは△△会社に勤めているそうだよ」と、ちょっとした自慢になっていました。

大切な人たちのことを考えれば考えるほど、辞めるべきか辞めないべきか、分からなくなってしまったんです。

 

会社の方がいいのか?
フリーランスの方がいいのか?

毎日毎日、メリットとデメリットをノートに書き出しては悩みました。

そしてたくさん考えた結果、出た結論。

それは、

「どちらでもない」

でした。

会社で働くのも、フリーランサーとして働くのも、そんなに変わらない、と。

フリーランサーの中には「会社員は終わってる」「これからは個人の時代だ」と主張する方がいらっしゃいます。

私も最初は、「そうなのかなあ、フリーランスの方が会社に行かなくていいし、好きな場所で仕事できるし、人間関係も楽でいいのかなあ」と思うことも正直ありました。
そういった主張が書かれたブログや書籍を読んで、なるほどなあ、と納得したような気分になっていたんです。

そっか!やりたいことがあるなら、会社なんて辞めちゃった方がいいんだ!と。
フリーランサーってかっこいいし、自分の好きな働き方ができるかもしれない!

 

でも、ちょっと待てよ、と思いました。

私の会社には、本当に素晴らしい方達がたくさんいらっしゃいました。
仕事ができるだけでなく、ゴマメの私をいつも気にかけてくれる先輩や同期。

どうしてそんな優秀な方達が独立せずに会社に居続けているんだろう?

答えは明らかで、その方達にとっては「会社が一番輝ける場所」だからです。

会社は、みんなで助け合って社会に良いサービスや価値を提供していく場所。
協調性に秀でている方であれば、会社で仕事をした方が活躍できるんです。

考えていくうちに、「フリーランスの方がいい」が正しいかどうかなんて人それぞれだし、自分自身どっちがいいかなんて、実際にやってみないと分からないということに気付きました。

 

確かに、中にはフリーランスの方が圧倒的に楽だと思う方もいるかもしれません。

でも、そういうのは稀だと思います。

会社には会社のいいところ、悪いところがあり、そしてそれは一人になっても一緒。
そんなに世の中甘くないです。

例えばフリーランスのメリットとしてよく挙げられる、

  • すべて自分で考え、決定していくことができる
  • サラリーマンより稼げる「可能性」がある

こうしたことは、裏を返せばデメリットでもあるわけです。

すべて自分で考え、ありとあらゆる判断をしていくのは大変なこと。
頼れる上司も先輩もいません。
責任は全部自分にあります。
誰もかばってくれません。

サラリーマンより稼げる可能性はありますが、「稼げない可能性」だってあるわけです。
明日食べるごはんがない、ということだって、十分あり得ることです。

「フリーランスの方がいい」という主張をするのは、大概フリーランサーです。
中には「フリーランス」という立場そのものをウリにしているものも、ままあるなと感じます。

なので、「フリーランスはいいですよ」という意見を真に受けすぎてしまうのはよくないと思うんですよね。

 

私は「フリーランスの方がいい」と煽ったり、自分の立場を誇示したりすることは、これまでも、今後も、絶対にしません。

会社には会社のいいところがある。
組織で働く良さが必ずあります。

会社を辞めない方がリスクだと思ったから

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では、フリーランスは楽ではないと分かった上で、それでも退職を決意した理由は何なのか?

それは、会社を辞めない方が、自分にとってリスクだと思ったからです。

ここでの「リスク」というのは、金銭面というより、気持ちの問題です。

後から自分の人生に納得ができるかどうか。
ここで踏み切らなかったことを後悔しないかどうか。

もっとあんなことやこんなことにチャレンジしたかったのに…と泣くことにならないか。

また、終身雇用の時代も終わり、会社も社員の面倒を最後まで見るなんてことはなくなりました。

ある日急に突き放された時、一人でやっていけるだろうか?その術は?

不器用で、何をやるにも要領を得ない、そしてこれまでいわゆるレールの上を歩んできた私には、とにかく自信がありません。

今後の自分の人生を考えた時に、「会社を辞める決断をしない」ことの方がリスクだと思ったんです。

もうどうなってもいいから、一度思い切って行動してみよう、と。

試してみてダメだったら、その時また考えればいい。
行動しなければ分からないことは、山のようにある。
ダメだったとしても、自分の人生において必ず価値のある経験になるだろう、と。

会社で働くのとフリーランサーとして働くのでは、メリット・デメリットの絶対量は一緒かもしれません。
でも、感じる辛さ、大変さの種類は変わってくる。

だからこそ、今までにない種類の辛さを感じ、乗り越える経験がしてみたいと思ったんです。

 

たった一回の人生です。
やってみたいことをやって、そしてやりたくないこともやってみようと思っています。

ゆきみん
ゆきみん
これからもよろしくお願いします!

 

ABOUT ME
ゆきみん
「自分を仕事にするヒント」をコンセプトに「自分らしく働く・関わる・生きる方法」を発信。YouTube登録者数3万人。「もしもアフィリエイト」ダイヤモンドランク、その他ASP2社で同等成果継続中。Voicyパーソナリティ。