海外では転職や退職なんて、話のネタにすらならない事実
こんにちは!ゆきみん(@yukimin_jp)です。
ポーランドで暮らし始めておよそ半年が経ちました。
海外で生活すると、良い意味でも悪い意味でも日本との違いを感じる機会がたくさんあります。
この記事では、その気づきの中から「転職」「退職」に対する考え方の大きな違いについてシェアします。
タイトルのとおりですが、海外では転職や退職なんて、話のネタにすらなりません。
日本の会社を辞めた時の周囲の反応
私が日本で勤めていた会社を辞めた時、周囲の反応はほとんど
「大丈夫なの?」
「何か嫌なことがあったの?」
「収入は??これからどうするの?」
といった声でした。
ひどいものでは、
「ゆきみんは会社でうまくいかないから逃げるんだね」
という声まで…。
本当はそうではないのに!
と自分自身は分かっていても、あまりに否定的な言葉をかけられると気持ちも落ち込んでしまうんですよね。
会社を辞める決断をした当初は自信満々だった私も、退職日が近付くにつれ不安な気持ちが大きくなってきたのは事実です。
会社を辞めて海外に来た…そこでの反応は?
会社を辞めた後は、ポーランドへ1ヶ月の一人旅。
その後、1年間のビザを取得して暮らしてみることにしました。
ポーランドに友達がいるわけでもなく、ただ「ポーランドが好き」という理由でやってきた私。
何者なのか証明する手段もない。
というか何者でもない…。
一応怪しまれないようにと、名刺だけはたくさん作って持って行きました。
YouTubeなど、ただSNSの情報を書いているだけのシンプルな名刺です。
ポーランドへ来た当初はYouTubeの登録者数も4000人ほどだったので、
「名刺を渡すことで余計怪しまれる可能性もあるなあ」
とも思っていましたが…。
ポーランドに来た当初。
初めて出会った方に自己紹介をする時、
「日本人です。会社を辞めて、ポーランドに来ました」
と言いつつ名刺を渡す、ということを繰り返していました。
「会社を辞めた=ダメなやつ」って思われるんじゃないか…。
と思いつつも、
「それくらいの決意をもってここへ来た」
ということを伝えたかったんです。
でも現地の方の反応は私の予想とは全く異なったものでした。
会社を辞めたことに対してはなんのツッコミもなく、
「で、今は何してるの?」
と。
「登録者数4000人でYouTuberって言うにはさすがに無理があるし、どうしよう…。」
とモジモジしていると、相手の方は名刺を見ながら
「ああ、それで今はYouTuberやってるの?すごいね!新しい仕事いいね!」
と言ってくれたんです。
それも一人や二人ではなく、ほぼ全員が。
新しい職業に就くのはステップアップ。逃げではない!
この経験から私が学んだのは、
- 会社を辞めることなんて別に大したことじゃない。
- 新しい仕事を始めることは、逃げではなく素晴らしいこと。
- これが仕事だ!と思った日から、それが職業。実績は問題ではない。
です。
会社を辞めることなんて別に大したことじゃない
日本で「会社を辞める」というと、まるで一大事。
大事件のように取り扱われます。笑
もちろん周りだけでなく、自分自身も。
辞めるまでには相当な不安があったし、頭がおかしくなるほど考えに考えての決断でした。
だからこそ、
「自分は大きな決断をしたんだ!それができたんだ!」
という自負があったわけです…。
ただこれは海外では通じないということが分かりました。
新しい仕事を始めることは、逃げではなく素晴らしいこと。
その理由はとてもシンプル。
日本社会とは考え方が真逆で、
「退職や転職はステップアップ」
というのが一般的だからです。
むしろ
「同じ会社でずっと働いている人はやる気がない。仕事ができない」
という考え方すらあります。
ですので、もし今この記事を読んでくださっているあなたが、仕事を辞めて新しいチャレンジをするかどうか悩んでいるとしたら、ぜひ自信を持って欲しいんです。
もちろん日本社会においては大変な決断だと思います。
気持ちはよく分かります。
ただ、それは必ず正しい判断です。
私も最近は会社を辞めたことを初対面の方に話すのはやめました。
大事なのは、
今何やってるか?今自分の望む働き方ができているか?
なんです。
これが仕事だ!と思った日から、それが職業
名刺を渡す際、会社を辞めた話をする代わりに、最近は
「YouTuberです」
と言うようになりました。
一番分かりやすいですし、登録者数なんて、大した問題ではないんですよね。
「これが仕事だ!」
と思ったその日から、それが職業なんです。
実績なんて関係ありません。
ポーランド関連の動画を作ることで初対面の方ともすぐに打ち解けられるようになりました。
最近は嬉しいことに
「会う前からゆきみんのこと知ってたよ!」
と言われることもあり、とても驚いています。
あれだけ悩んだのに、実はとてもちっぽけな悩みだった
もちろん悩むことは悪いことではありません。
悩むならトコトン悩めばいいし、悩んだ分だけ成長できます。
ただ、自分がすごく悩んでいたことが実はとってもちっぽけなことだったんだと、私はポーランドに来てから気付きました。
価値観を変えるなんてそう簡単なことではないけれど、もし今あなたがかつての私と同じように悩んでいるなら…。
ぜひここでお話したことを思い出していただけると嬉しいです!