「役に立つことばかり考えて行動する人は底が浅い」
以前、会社の先輩にもらった言葉です。
私はこの言葉に結構グサッときたところがあって。
(先輩は一般論として言ってくれたのですが)
実は何か勉強するとき、本を読むとき、いつも
「これ、いつか役に立つかな? 勉強する意味あるかな?」
って考える癖があったんです。
でもよく考えると、 「役に立つ」 って一体なんでしょう?
お金が稼げること?
いいポジションにつくこと?
…違う。
役に立つかどうかの計算なんてせずに
今やっていることに小さな幸せを感じながら、自分らしく生きることだな、と思いました。
例えば勉強も、
「きっといつか役に立つ、〇〇語を勉強すればお金になる」
みたいな考えは、自分の人生に必要ないな、と。
そして学問とは、本来そんなつまらないものではないですよね。
その先輩は
「本を読むということひとつとっても、それが後で役に立つなんてことはあるはずがない」
とも言っていて。
本当にそうだな、大切なことを忘れてたな、と思いました。
読んでみて、腹が立つほどつまらなくて、
「あー、無駄な時間だった」
と思ったとしても。
その無駄な時間こそが、 人生を豊かにしてくれるのかもしれません。
小さい頃、この本が役に立つかどうか、とか、この著者の本だから、とか、そんな理由で本を読んだりしなかったものな。
でも、今より純粋に読書を楽しんでいたと思います。
この先につながるものがないとしても、今この瞬間を味わう。
人生は一度きりだから、ケチケチせず贅沢に時間を過ごしたいものですね。