コラム

「頑張る」って言葉は振れ幅がすごいので余裕を持たせて使うべし

「頑張る」の意味は人によって大きく異なる

こう、「頑張る」って言葉ってかなり頻繁に使われますよね。

私もよく使います。

 

「頑張ってね!」

「頑張りすぎないでね!」

あたりはもう、乱用してるレベルで使いまくりです。笑

 

この

「頑張る」

って言葉、どんな言葉にも増して振れ幅が広いような気がしていて

今日はそんな話をしたいと思います。

「頑張る」の意味は人によって大きく異なる

仕事の場でもプライベートの場でも、

コミュニケーションにおいて

「頑張る」

って言葉は、本当によく使われますね。

 

「頑張って!」

「頑張ります!」

「頑張りすぎずほどほどに…」

「少しは頑張りたいと思います」

…みたいな感じでね。

 

この「頑張る」って言葉、

「余裕を持たせて使わないといけないな〜」

とつくづく思います。

 

というのも、

「頑張る」の意味は人によって大きく異なる

ってことを結構忘れがちだから。

「頑張る」の意味は人によって大きく異なる

例えば、会議で一言も発言できなくて

上司に、

「もっと会議で発言したほうがいい。頑張れ

と言われたとします。

 

そしたら反射的に

「はい、頑張ります!

って答えますよね。

 

で、次の会議で自分なりに一生懸命考えた渾身の意見を…

勇気を出して一言発したとします。

 

自分的には

「今日はちゃんと発言できた。頑張れた!!

と思ったとしても、上司からしたら

(頑張れって言ったのに…たった一言だけ??)

なんて思われてるかもしれません。

 

普段から自分のことをよく見てくれていて、人前で発言するのが苦手だと把握してくれてる上司なら

「少しは頑張ったんだな」

と思ってくれるかもしれませんが…

 

10回発言してようやく「頑張った」と思ってもらえる。

普通はそんなもんだと思います。

 

ってな感じで、

この「頑張れ」「頑張ります」みたいな会話って、割と曖昧なんですよね。

 

「頑張る」の意味が、人によって違いすぎるからです。

 

料理を全然しない人が味噌汁を作ったとします。

「頑張る」の意味は人によって大きく異なる

その人からしたら

「味噌汁作るなんて、自分めっちゃ頑張ってるやん!!」

ですが…

 

毎日料理しまくりのベテラン主婦(夫)なら

「味噌汁なんて料理のうちに入んねーよっ!!」

ってなるかもしれないですよね。笑

 



 

大学の時、バイトで塾の講師をやってたんですけど

授業終わり、

「じゃ、宿題頑張ってきてね!」

「うん!頑張るわ!!!」

ってのがお決まりの会話でした。

 

でもね、翌週生徒のノートを見たら…

宿題、3分の1もやってなかったりするわけです。

 

ちーん。

 

 

…そう、最初は

「ちーん。」

でした。

 

私にとって

「宿題を頑張る」

ってのは、

「宿題を全部やった上で、自主的に他の課題もやってくる」

くらいのことだからです。

 

でもこれ、大間違い。

 

「頑張る」の意味は人によって違う、ということを

私はまったく分かってませんでした。

 

例えば、当時中学3年生だったMくん。

「心の底から勉強が嫌い!!」

と豪語する生徒さんでした。

 

どれだけ(私なりに)工夫して、楽しげな宿題を出したところで…

 

まあやらないんですよ。

「宿題やった?」

って聞いても、にやにやしてごまかすだけ…。

 

塾長にも

「先生、Mくんにちゃんと宿題やらせてください(激おこ)」

と説教を受け、正直

「やっかいな生徒受け持っちゃったな〜…」

って感じで…。

 

でもね、ある日Mくんが席に着くなりニッコニコで

「先生!!今日は宿題頑張ってやってきてん!!」

と言ったんです。

 

私はびっくりを超えてもはや驚愕、

「え゛?マジで??」

と、口あんぐり状態だったんですけど

 

そんな私にMくんが差し出したのは

私が作った(一応楽しくできるように下手なイラスト満載にした)プリントを

5分の1ほど埋めたもの…

 

5分の1、っていうか

数式20問のプリントなので、そのうち4問の解答欄に数字が書いてあっただけなんですけど

 

だけなんですけど…!!

 

マジ泣きそうになったよね。

(ていうか多分泣いてた。うん、泣いたわ)

 

この芽を潰すまい、と、授業が終わるまで何回も

「いやあ…しかし今日はええ1日やなあ…Mくんが頑張ってくれて、先生ほんまに嬉しくて吐きそう」

などと言い、無事に芽を潰すことなくMくんは翌週以降も宿題を欠かさずやってくるようになりました。

(相変わらず、よくて半分埋まってる程度だったけど)

 

つまりMくんにとっての

「宿題頑張る」

ってのは

「プリントの5分の1をやる」

ってことなんですよ。

 

半分なんてやろうものなら、熱が出るほどです。

(実際マジで熱出したらしい)

 

勉強が心の底から嫌い(恨むレベル)な彼からしたら、そりゃそーですよね。

私が作ったわけのわからんプリントをカバンから引っ張り出して、机に座って、鉛筆で何かを書き込む。

もうこれ、彼にとっては重労働以外の何でもないわけです。

 

私は全然分かってませんでした。

人によって「頑張る」の意味が大きく異なる、ってことを。

 

ところでMくんは典型的なサッカー少年でした。

地元のチームで大活躍してたんです。

で、聞くところによると

「毎朝学校の始業前に3時間自主練してる」

そうで…。

 

運動まったく無理な私からしたら

「どないほど頑張ってんねん!???」

って感じですよ。頑張りモンスターかよ

 

で、Mくんに

「おぬし、もしかして頑張りモンスターなのか…?」

と聞いたら

 

「こんなん頑張ってるうちに入らんよ。もっと頑張ってる人いるし」

「自分なんかまだまだやわ!!」

とか言うわけです…。

 

そうなんや…Mくんは違うところでめちゃんこ頑張ってたんや…。

 



大人は頑張りどころを自分で決められる

学生の頃って、やっぱり

「勉強を頑張る」

とかって強要されがちだと思うんですけど

大人になると、

「自分の頑張りどころを自分で決められる」

ようになるんですよね。

 

あれもこれも頑張らなくていいし、

「自分、これだけはマジで頑張るで」

って選んだものだけを、自分の基準で頑張ることができる。

 

私は大学卒業後、一般企業に就職し

自分なりに、それでも本気で「頑張って」みました。

 

ところが、会社という場所で

私の「頑張り」は「合ってなかった」んです。

真剣に頑張っても、いまいちトンチンカンな方向に行くし

見返りがあったところで、それは自分が望んでないものでした。

 

この

「合ってなかった」

ってのがポイントで、決して

「頑張りが足りなかった」

わけではないと思います。(きっと!)

 

ただそれでも効率の悪さは異常で

私が神経をすり減らすほど「頑張らないと」いけないことが、他の社員さんからしたら何でもないことだったりするんですよね。

 

会議で一言発する、とかね。

 

で、頑張る場所を変えるために会社を辞めてみました。

 

そして「頑張る」対象が大きく変わりました。

会議で発言する場面は一切なくなりました。

 

今は、こうやって文章を書いたりしながら

なんとか自分で生計を立てるために頑張っています。

 

これはこれで辛いな、苦しいな、と思うこともありますが

でもすごく自分に合った「頑張り」が実現できる場所です。

「頑張らなくていい幸せな世界」は存在しない

「何も頑張らなくていい幸せな世界」

みたいなものは存在しないんじゃないかな〜と思うんですよね。

 

世の中の摂理とかじゃなくて、単純に

「頑張るのって楽しい」

からです。

人間って、基本的に頑張るのが好きなんですよ。

 

何も頑張らなくてもお金が入ってきて、家でゴロゴロして自由な暮らしができて…

そんな生活、きっとそのうち飽きると思います。

何か頑張る対象がある方が、人生は楽しいです。

 

ただ、頑張る対象を間違えると辛いし楽しくない。

大切なことは、

「どこでどのくらい頑張るか」

を自分で把握しておくことなんですよね。

 

その点、Mくんはめちゃくちゃよく分かってたんだと思います。

サッカーを本気で頑張るために、宿題は手を抜く。

まあそれで、いいんじゃないですかね。

 

生きていく上で、全部のことを同じ熱量で頑張らなくていいんです。

まして「他人と同じくらい」頑張る必要なんてありません。

 

誰かに「頑張れ」って言われたり

自分が誰かに「頑張れ」っていうとき

 

そこにはかなりの振れ幅があるということを理解して

余裕を持たせておくのがいいと思います。

 

「宿題頑張ってきてね」

って言って

1週間後に数式4問解いたプリントをはしゃいで持ってきた子と

同じ気持ちではしゃいで喜ぶためにも。笑

 

自分に対して「頑張ろう」って声をかける時もそうですね。

全部のことを頑張る必要も、他人と比較する必要もありません。

 

心地いい場所で、心地いい程度に頑張る。

そんな感じが一番いいんじゃないかな、と思います。

難しいんですけどね。笑

ゆきみん
ゆきみん
気楽にいこ

 

※こうした文章はnoteでも書いています!

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「ありのままの自分を仕事にしよう」。"スゴイ人"じゃなくても情報発信で生きるための方法をお伝えしています。YouTube登録者数2万人。