この記事では、
- フォロワーを増やしたい!
- 人気者になりたい!
と考えている方に、
「フォロワーは増やさない方が良い場合もある」
って話をしたいと思います。
フォロワーというのは、自分の発信に興味を持ってくれる方たちのことですね。
TwitterやInstagramのフォロワーはもちろん
YouTubeの登録者やブログの読者さんも含まれます。
ブログとかYouTubeを始めると、やっぱり最初は
フォロワー増やしたい!!!
って思いますよね〜。
私もそうでした。
1人でも多く…!!
多くの人に見てほしい…!!!
って、すっごい思ってました。
でも…
私は現在すごく小規模のフォロワーさんに応援してもらい
それでもちゃんと生きる(食べていく)ことができています。
何万人、何十万人とフォロワーがいる人気者ではありません。
「よくぞ私を見つけてくださいました…」
って方々に支えられています。(スライディング土下座)
例えばTwitterのフォロワーでいうと
こんな感じなので、一般的に
「情報発信で生きていくならこれだけ必要!」
と言われている数と比べると決して多くはありません。
それでも十分食べていけています。
そう、フォロワーは1000人いれば十分です。
(※相互フォローを含まない)
「いや、そんなん負け惜しみじゃん!」
「フォロワー数少ないのには変わりないじゃん!」
って声もありそうです…が!
ただ、フォロワーって多ければ多いほど良いというわけではないんです。
もちろん少なければ良いというわけでもありません。
持つべきフォロワーの数は人それぞれ
というのが正しいんじゃないかな、と思います。
極端な話、フォロワー100万人と1000人では、
- 仕事内容
- できること
- 人生そのもの
これらすべてが大きく異なります!
持つべきフォロワー数
フォロワー100万人と1,000人では生き方そのものが変わる
と言っても過言ではないと思います。
「どっちがいい」とかではありません。
特徴が異なるだけです!
ちょっとここで、商店街の八百屋さんを想像していただきたいんですが…
「野菜を買う」
となったら、
- スーパーで買う派
- 八百屋さんで買う派
の二手に分かれるでしょう。
「スーパーの方が便利だよ!なんでわざわざ八百屋に行く必要が?」
って方もいらっしゃるかもしれません。
確かにお客さんの数でいうと、スーパーの方が圧倒的でしょう。
でも、商店街の八百屋さんが潰れずに経営を続けられているのは事実。
なぜでしょう??????
理由は、スーパーとは違った
「八百屋さんにしかできないこと」
があるからです。
商店街の八百屋さんに行けば、当然いつも同じ店主さんが対応してくれますよね。
通っているうちに、店主さんはいろんなことを把握してくれます。
「この人は3日に1回でこれくらいの量を買うから…1人暮らしかな?」
みたいなね!
そしたら、例えば
「この野菜は長く保存できるから、一度に消費しなくてOKですよ〜!」
って声をかけてくれるかもしれません。
一人暮らしにはありがたい情報ですよね。
子連れのお母さんが来たら、
「お子さんのお弁当に、この野菜炒めて入れるといいですよ」
とかね!
つまり商店街の八百屋さんは、単に野菜を売ってるのではないんです。
アドバイスや提案といった、コミュニケーションを売ってるってわけですね。
ただ、これは八百屋さんに通うお客さんの数が限られているからできること。
「3人家族なら、これで1週間困らないよ!」
こんな会話、スーパーの野菜売り場ではまず有り得ないですよね。
丁寧な対応をしてもらって、どんどん親しくなって…
そうすれば、お客さんが離れることはなかなかありません。
商店街の八百屋さんが潰れないのには、こういうカラクリがあるんですね。
もちろん、スーパーにはスーパーの良さがあります。
他の買い物がまとめて一緒にできる点はとっても便利。
忙しい方なら、
「野菜だけいちいち八百屋に買いに行くなんて…」
ってこともありますよね。
それぞれの違いをまとめるとこんな感じ!
もちろんお客さんの数はスーパーの方が多いです。
ただし、スーパーのお客さんは離れやすいのも事実。
どこのスーパーで買っても、野菜の質に大きな差はないですからね。
一方、八百屋さんはずっと通い続けてくれるお客さんに支えられています。
フォロワーは増やさなくていい
「スーパー」と「商店街の八百屋」のお客さん。
これを、そのままフォロワー数に当てはめて、
- 客数の多いスーパー
→フォロワー100万人 - 客数の少ない八百屋さん
→フォロワー1000人
こんな感じで考えることができます。
フォロワー100万人だともちろん知名度は高いです。
ただし、スーパーのお客さん同様、関係性は
「広くて浅い」
です。こればかりは仕方ないですね。
一方、八百屋さんのお客さん、つまりフォロワーが1000人だと…?
そう、知名度こそ低いものの、フォロワーとの関係性は深くなります。
ポイントは、
- 知名度が高い
- フォロワーとの関係性が深い
この両立が難しいってことです。
米津玄師さんがファン全員と握手するなんて不可能ですよね。
ファンができることといえば、ファンクラブに入るとか、SNSをフォローしたりライブに行くくらい。このくらいが限界でしょう。
でも、例えば路上ライブを頑張ってる歌い手さんとなら…
手売りのチケットやCDを買うついでに少し会話したりすることができますよね!
こういう違いって、どんな業種にもあるんです。
例えば、おうちの近くにいわゆる
「街の電器屋さん」
ってありませんか??
もしかしたら、
「あ〜、電池だけなら買いに行ったことある…」
って方もいらっしゃるかもしれませんね。
なかなか入りにくそうな雰囲気の小さい店構えで
家電がぎゅうぎゅう並べられてるイメージがある…
「お客さん入ってるのみたことないし…どうして潰れないんだろ??」
って疑問に思ってる方もいるかもしれません。笑
実はこの「街の電器屋さん」は、「商店街の八百屋さん」と同じです。
価格こそ、大型家電量販店に比べると若干高いかもしれません。
でも、そもそもやってることが全然違います。
勘の良い方なら想像できているかもしれませんね!
そう、街の電気屋さんも八百屋さん同様、コミュニケーションをめちゃくちゃ大事にしているんです。
これは実体験なんですが
街の電気屋さんでエアコンなんて買おうものなら…
その後のアフターケアが信じられないほど素晴らしいです。笑
「エアコンの調子が悪くなってきたなあ…電話して来てもらおうか…」
ではありません。
もう、調子が悪くなる前に来てくれるんです。笑
「エアコンの調子、その後どうですか〜?」
って!!!
エアコンのみならず、どんなに小さな買い物であっても気にかけてくれます。
お客さんがご高齢の夫婦だと
「テレビのリモコンの電池を換えるためだけ」
に、おうちを尋ねるそうです。やばい
ご高齢の方だとちょっとした力作業も大変ですからね。
電器関連のことだけでなくちょっとした「何でも屋さん」としてお仕事を受けることもあるそうですよ!
なので「お客さんとの関係性」がもう、家電量販店とはまったく違うんです。
街の電器屋さんは一人一人のお客さんに対するケアが最強にしっかりしています。
家電を売るだけでなく、ちょっと庭仕事を手伝ったり、遠方に住む子どもの代わりに家族の様子を気にかけたり…。
何も用がなくても、とりあえず尋ねて、一緒にお茶を飲んだりするそうです。
もう、
「電器屋さん」
の枠を超えてるんですよね。
一方、家電量販店の店員さんとお客さんの関係はどうしても浅くなります。
家電量販店で買い物をした経験がある方なら想像しやすいと思うのですが
会話といえば
「これ、もうちょっと安くならない?」
から始まり…。笑
よく話すとしても、各商品の違いや使い方をその場で尋ねるぐらいじゃないでしょうか?
店員さんを指名して説明を受けたり、仲良くなったり…
そんなの、余程のことがない限りはないことだと思います。
これが、街の電器屋さんが潰れない理由です。
たとえ大型の家電量販店よりモノが数千円高かったとしても、喜んで払うお客さんがいるのにはちゃんとワケがあるんです。
多ければいいわけではない
ブログやYouTube、SNSで発信するなら
- フォロワーさんとの関係性
- 活動における理想の規模感
これを、なるべく早めに考えておくと良いと思います。
「フォロワーとは浅い関係性で良い、とにかく知名度を上げたい」
のか、それとも
「一人一人のフォロワーとなるべく近い距離で付き合いたい」
のか?
どちらの方向性で情報を発信していきたいのか、ぜひ考えてみてくださいね!
そして、単純にフォロワー増やすって小手先でできるようなことではないし
数を気にするのも結構疲れます。笑
「フォロワー数が少なくてもやっていく方法があるんだ!」
と分かっていれば、
「とにかくフォロワー増やしたい!」
って焦ることもなくなりますよ。
ちなみにお金の話でいうと、
「フォロワーが多い→入ってくる額が莫大に増える」
わけでもありません。
(この辺りのことは↓の記事で解説しています)
大事なのは、
フォロワーが多いほど良いとは限らない
ってこと!!
フォロワーの数が少なくても情報発信で生きていくことは十分可能です。
自分のやり方で工夫していけば、知名度が低いことはさほど問題ではありません!
「どっちの方向性でいけばいいか悩んでいる」
「少ないフォロワー数でも生きていく方法を相談したい」
という場合、個別で相談に乗らせていただきますのでご検討くださいね。
<おまけ>
今回の記事を書くにあたって、最初に書いたメモです。
(相変わらずスゴイ字ですみません…笑)
頭の中でなんとなく考えていることを図にしてみると、記事も書きやすくなるのでおすすめです。
このブログでは他にも「働きかた」「情報発信」に関する記事を書いているので、気になる記事からぜひご参考ください!