ミニマリストになって一番良かったこと。
それはズバリ、モノに関する心配が減ったことです。
心配性こそミニマリストになろう
かつての私もですが、心配性がミニマリストになるのには、かなり勇気がいりますよね。
本当にこれが無くても、あれが無くても、やっていけるのだろうか…。と。
モノが無くなる不安、よく分かります。
ただ、心配の総量を考えると、物を減らすことによる効力は大きいんですよ。
例えば衣類。
旅行の準備では、旅先の気候を調べながら、悩みに悩んで持っていく服を決めますよね。
でも今の私は、「ものすごく暑い」という情報があれば、「薄い生地のワンピースとロングスカート、半袖のブラウスを持っていこう」の一択です。
昔はそうではありませんでした。
服が多すぎて、なかなか決まらないんです。
「日本よりも暑いらしいから、綿よりリネンかな?」
「でも手持ちのリネンのシャツは白いからなあ…。汚したらどうしよう」
「よく動くから、スカートよりパンツのほうがいいかな?」
「パンツは長いのか短いのか…」
「暑いとはいえ、宗教的に肌が見える短いのは良くないかな…」
ようやく決めても、現地に行くまで「ほんとに服、これでいいかな…」とずっと心配してしまうんですよね。
続いては文房具類。
ふだん思いついたことを書くためにノートを持ち歩いているのですが、以前の私は、なんと6冊ものノートを同時に使っていたんです…。
- カバンの中に1つ
- ベッドの脇に1つ
- 玄関に1つ
- 机の上に2つ
- 本棚に1つ
これが「日記」、「買い物メモ」、「夢ノート」…というように役割別のメモであればいいと思うんです。
でも、私はこの6冊すべてを「アイデアメモ」として使っていたので、いつどこに何を書いたのか、すぐに思い出せなかったんですね。
そうすると何が起きるかというと、「今日は気分転換にカフェで記事を書こうかなー」という時、6冊すべてを持っていくわけです。
1つの記事を書くのであれば、ノートは1つで十分なはず。
なのに、「もしかしたらこっちのノートにも何か書いたかも…。あれ、あっちだったかな…?全部持っていった方がいいかなあ…?」と、心配になってくる。
確かに色んな場所においておくと、「思いついた時にすぐに書ける」というメリットはあります。でも、そんなに広い家に住んでいるわけではないので(笑)
思い切って1冊のノートだけを使うことにしました。
他にも、4つの調味料だけを使っている理由で書いたように、「あの調味料の消費期限はいつまでだったかな、買い足しておこうかな…」といった心配もなくなりましたし、とにかくモノに関して心配したり悩んだりする時間が減りました。
複雑⇒シンプルな心配に
とはいえ、心配性の性格自体は直らないもの。
ただ、複雑な心配から、シンプルな心配にシフトしました。
服の生地や丈の心配をしなくても、「スーツケースに服を入れたかどうか」だけを心配すればいい。
外出前にノートを家中から掻き集めなくても、「1冊カバンに入れたかどうか」だけを心配すればいい。
むやみに捨てるのはNGです!
勇気が出ない方は、ミニマリストに関する本を色々読んでみるのもオススメ。
納得してから始めるのとすぐに始めるのでは、得られる効果も違いますよ!
おしまい。