こんにちは、ゆきみん(@yukimin_jp)です。
今日は本屋にて気づいたことを少し。
自分を悲観するとき、大体他人と比べちゃってる
「あー、自分ってほんとダメだな」
「何やってもうまくいかないな」
こんな風に自分を悲観してしまうこと、皆さんにもご経験があることと思います。
以前よりマシになったとはいえ、私も自分を悲観することは本当に多くて。
暇さえあれば自分を悲観してしまうので、気を紛らわすのが大変です。
でもね、自分を悲観してるときって、大体他人と比べちゃってるなあと。
今日改めてそう思った出来事があったので、少しその話をします。
私が住んでいるところは、近くに割と大きな商業施設があります。
ハイパーマーケットやカフェ、アパレルショップや書店など一通り揃っているので、必要なものがあればとりあえずそこへ向かいます。
その商業施設まではいつも徒歩で行くので、道中いろいろ考え事をするわけです。
いろいろ、と言ってもそこまで遠い距離ではないので、大体ひとつのテーマをごにょごにょ考えているうちに到着します。
で、今日はその道中でずっと
「私ってほんと勉強できねーや…」
と考えていました。
(これは考えている、とは言わないか)
YouTubeでスティーブ・カウフマンさんと動画を撮らせていただいたり、ブログでも語学系の話をすることが多いにも関わらず、日本語以外の言語が何かペラペラ話せるわけじゃないし、私よりできる人はいくらでもいる。
それなのにいっちょまえに勉強法なんて発信して、申し訳ないなあと。
これは言い訳でしかないのですが、私は語学に限らず、仕事でもなんでも、周りと比べて飲み込みがすごく遅いと思います。
飲み込み、というより、「受け入れるのが遅い」が正しいかもしれません。
中学一年生で初めて英語を教わったとき、
“This is a pen”
が、
「これはペンです」
という意味になると理解する=受け入れるのに、冗談抜きで1ヶ月かかりました。
毎日学校から帰ると
「なんでThisはディスって読むん!?」
「なんでaがつくん!?」
とわめきたて、母親をノイローゼ状態にしてしまいました。
(笑えない)
もっと遡ると、「1+1=2」を理解するのにも半年ほどかかったそう。
「1」という記号がどうして物理的な「イチ」を表すのか、本気で分からなかったんです。
(こう書くと天才の幼少期みたいですが、ただひねくれ者なだけ)
当時通っていた公文式の先生がノイローゼ状態になるくらい、教室一面倒な子どもだったらしいです。
(これも笑えない)
それくらい、なにか新しいルールを受け入れるのに時間がかかるんです。
会社に入った時なんてひどかったですよ…。
メールの書き方なんて、2年目になっても叱られていました。
という感じで、とにかくできるようになるのが遅い。スタートラインに立つのが遅い。
もちろんそれは今勉強しているポーランド語も、です。
ところで「ポーランド語は世界で最も難しい言語の一つ」、なんて言われることがありますが、そんな言葉はなんの慰めにもならないですね…。
だって、ふだんの生活で知りたいことが知れない、言いたいことが言えない。
ポーランド語のテストの点数が取れなくて悩んでる、っていうレベルじゃないんですもん。
しかも!!
それは清々しいほどに!!!!!
120%自分の責任!!!!!!!!!!!
誰に頼まれたわけでもなく、好きでポーランドに来たんですからね。
欲しいものが買えなかったり…。
(小さな商店では、自分で商品を取るのではなく、欲しいものをレジの方に伝えて買うところがたまにあります)
カフェで何度も注文を聞き返されたり…。
(これは声が小さいからだ、と友人に言われた。汗)
会話が続かなかったり…。
(張り切ってポーランド語で話しかけるのは良いが、返答が聞き取れず、徐々に雲行きが怪しくなる)
と、まあそんな日常なのですが、今日、スーパーに行くついでに隣の書店に入ったんですね。
で、そこの学習書の棚で、『最初に学びたい1000の英単語』という本を見つけました(ポーランド語の)。
ポーランドでは英語教育がとてもしっかりしていて、話せる若者も多く、日本と同じく書店には英語の勉強本がズラリと並んでいるんです。
『最初に学びたい1000の英単語』を開くと、ポーランド語と英語が横並びで書かれた単語リストがありました。
正直、
「1000語かあ、どうせ100も分からんわ」
と思いながらザーッと見ていたのですが、途中で「あれ?」と。
「8割9割知ってる単語やで、これ」
と気づいたんです。
もちろん「りんご」とか、数字の「1」とか、初歩の初歩のいわゆる赤ちゃん単語ばかりでしたが…。
それでもこの事実は自分にとってかなり驚きでした。
1年前に初めてポーランドに来たときは「ありがとう」の言い方すら知らなかったのに、これは大きな進歩じゃないか、と。
ポーランド語やってみよ、とふと思い立って始めたのはいいものの、あまりの文法の複雑さと似た発音の単語の多さ(プシュとかプシェばっか!)に日々半ギレ状態だったのに。
それに比べたら自分ようやってるやないか、と。
「自分比で考えたら、結構成長してたんだねえ」
と思いました。
他人と比較すれば、そりゃ、なんであれ、どれだけ頑張っても悲しくなります。
何より、そんなの楽しくありません。
「同じ人間やのに、なんでポーランド人はポーランド語できて私には無理やねん!」
なんて思っていたら、ラチが明かないですからね。笑
どちらかというと、
「同じ人間やから、自分にもいつかできるはずや!」
が、正しい考え方です。
何に関しても自分よりすごい方はごまんといるわけで。
でも、そのごまんにも及ぶすごい方々と比べたところで、一体何になるというのでしょう?
比べて勝手に打ちのめされるのではなく、素直に「素敵だな」「こんな風になりたいな」と思うだけで十分なんです。
学問なんて最たるものだけど、人と比べて良いことなんて、この世には皆無だなあと思います。
でも人間なので、ほっとくとすぐに人と比べてしまうもの。
そんなときは「過去の自分と比べる」。
比べるのは決して悪いことじゃないけど、比べる対象を誤らないのが大事ですよね。
そうすれば、毎日がもっと焦りのない、満ちたものになっていくのではないかと思います。
↓ふだんの勉強の様子です!