コラム

太宰治とマクドナルド

ポーランドのマクドナルド

こんにちは、ゆきみん(@yukimin_jp)です。

最近、近所のマックカフェに行ってきました。

マクドナルドと言えど、コーヒー結構美味しいんですよね〜

 

ついでに頼んだクロワッサンも、マルチパン(砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた、餡のようなもの)入り。

ポーランドらしい商品で、結構ハマる美味しさです。

 

本でも読もうかと思って、持っていった太宰治の『斜陽』を取り出したのですが

土曜日ということもあり、子どもが多く集中できず。

ぼーっと過ごしながら、気づいたら大学4年の夏を思い出していました。

 

私は大学時代、遅ればせながら太宰治にハマりまして…

ちょっと中二病的に陶酔していた時期がありました。

今でも一番好きな日本文学は太宰治の作品です。

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【正義と微笑】悩みが尽きない大人に読んでほしい。太宰治が書く明るい文章こんにちは!ゆきみん(@yukimin_jp)です。 「ゆきみんオススメ本」記事では、これまで私が読んできた本の中で、忘れられない...

 

で、その頃

「そうだ、三鷹に行こう。」

と思い立ったんですね。

三鷹は太宰治が住んでいた街です。

 

大学にあまり友達もいなかったので、一人で夜行バスに乗って東京に向かいました。
(しかもわざわざ夏の一番暑い時期に)

 

太宰治文学サロン。

太宰治

 

太宰治の顔をラテアートしてくれるカフェにも行きました。

太宰治のラテアート

 

一番印象に残っているのは、お墓参りをしたことです。

ミュージアムとかカフェよりも、やっぱり「一番太宰治に近い」という意味で外せないスポットでした。

 

うだるような暑さの中、やっとの思いで辿り着いたお墓の前にはたくさんの花やお酒、お菓子が供えられていました。

(供えられてたというか、積まれてたに近い)

 

中でも目を引いたのは

「親愛なる太宰先生、私の原稿をぜひ読んでください」

英語で書かれた、厚みのある大きな茶封筒。

もちろん差出人は日本人ではありませんでした。

 

それを見た私は

「海外の人からも尊敬される太宰治はやっぱりすごいなあ!!!」

としばし興奮したんですが…。

 

帰りの夜行バスの中でふと

「そういえばあの原稿の差出人は太宰治を慕っているのに、なぜ日本語を少しも使う気がないのだろう」

「尊敬する先生に英語で原稿を読ませるつもりなのか???」

と思ったんですね。笑

 

せめて「読んでください」くらいは日本語で書こうよ!と。笑

 

きっと作品自体も日本語で読んでいないんだと思います。

これは当然っちゃ当然ですよね。

太宰治の時代の日本語なんて、今の教科書通りの日本語じゃないし

外国人にとって読みこなすのはかなり難しいでしょう。

 

ま、いくら『星の王子さま』のファンでも、フランス語で読もうとはなかなか思わないですもんね。

 



私も英語に翻訳された太宰作品にはいくつか目を通したことがありますが

とても同じ作品とは思えないほど軽い感じがしました。

 

メロスも血が滲むような走り方をしているというより、たったかたったかジョギングしてる感じ。笑

私の英語力が足りていない問題も大きく関係していると思いますが……くぅ。

 

 

私のポーランド人の友達にも太宰治ファンがいます。

ポーランド人の友達日本語ペラペラ!マチェクくん

 

彼はしょっちゅう

「いつか太宰治の本がスラスラ読めるようになりたいなあ!」

「きっと日本語らしい、とても深い言葉で書いてあるんだろうね」

と言ってます。

 

日本語がペラペラな彼も、日本語で太宰治を読むにはまだまだ時間がかかるらしいです。

 

ただし、ポーランド語に翻訳された『人間失格』や『斜陽』は、それはそれで素晴らしい仕上がりだそう。

「この翻訳家は本当にすごい。ゆきみんにこのポーランド語の良さを理解するのは難しいよ!」

とも言ってました。

 

 

なんかそれ聞いたとき、結構安心したんですよね〜。

 

文学が何カ国語にも訳され、未知の世界に触れ、得られなかった情報を手に入れることができるのは素晴らしいこと。

でも訳される最中で、無意識のうちにその魅力が削ぎ落とされちゃうんじゃないかな〜

と思ってたんです。

 

でも彼の話を聞いていたら「削ぎ落とされる」というよりはむしろ

「変化する」

なんでしょうね。

 

『人間失格』は、非常に美しいポーランド語で、唸るような翻訳になっているそうです。

 

どうしてマクドナルドでこんなことを考えたのかというと(笑)

クロワッサンにマルチパンが入ってて嬉しかったからです。

ポーランドのマクドナルドクロワッサンの中身の写真撮っとけばよかったですね

 

改めて、マルチパンは「砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた、餡のようなもの」です。

ヨーロッパでは一般的ですが、日本やアメリカのマクドナルドにはないでしょう。

ま、ポーランドにてりやきバーガーないんですけどね。

 

 

マクドナルドはアメリカで生まれたチェーン店で、今や世界中どこでも同じメニューが出てきます。

マルチパン入りクロワッサンや、てりやきバーガーみたいなオリジナル商品を除き

95%、ほぼほぼ同じメニューだと思います。

 

ただ、その残りの5%がやっぱり一番面白いポイントなんですよね。

マクドナルドも本国アメリカからいろんな国へ翻訳され、輸入されたわけですが

全く同じように翻訳するには無理があった(もっといい翻訳の方法があった!)ということですもんね。

 

文学作品には作家の魂が宿ってるし、100%ぴったり当てはまる言葉に翻訳するなんて不可能です。

でもそれをうまい具合に、マルチパンのクロワッサンやてりやきバーガーのように翻訳してもらえたら

世界はもっと面白くなっていく気がしますね。

 

今日はまとまりのない文章をツラツラ書いてしまいました。

ま、ブログってこのくらいがいいのかもな。笑

 

noteも(めちゃくちゃたまに)書いてるので、よかったら覗いてみてください!

ゆきみん
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またクロワッサン食べたくなってきたな…
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大手メーカーを4年で退職。「会社辞めても楽しく暮らしていけるよ!」をお伝えしたくて、ブログを書いています。