この記事では、
- EMSを利用したいけど
- 電子データ送信って何??
とお悩みの方に、これまでEMSを7回利用してきた私が
- 電子データ作成方法
- 梱包方法
- 海外在住者に嬉しい商品
などなど、詳しく解説していきます!
※私はポーランド在住で、EMSはいつも友人や家族にお願いしています。
この記事では、お願いするにあたって調べたこと&作業後に教えてもらったことをまとめています!
EMS電子データ作成方法
2021年1月1日より、日本からEMS(国際郵便)を送る際には
通関電子データの送信が義務化
となりました。
日本郵便のページではこのように記載されています。
2021年1月1日(金)から通関電子データの送信が義務化されます。手書きのEMSラベルなどで差し出されると名宛国で通関の遅れや返送のおそれがあります。また、米国宛の手書きラベルによる差出しは原則、お引き受けができません。
今までは紙のラベルに必要事項を書くだけでよかったんですが…
これからはネットを使って事前にデータを送付しておく必要があるんです。
ちなみに「米国宛は原則お引き受けできません」とあるので
「アメリカ以外なら紙の記入だけでいいの?」
と思ってしまうかもしれませんが、基本的にはどの国への郵送でも電子データ送付が必須です。(遅延や返送の恐れがあります)
電子データは「国際郵便マイページサービス」を使って作成します。
大まかな過程としては
- 必要事項を入力
- ラベルを印刷
- ラベルを郵便物へ貼付
こんな感じ!
必要事項の入力はパソコンかスマホ、どちらでも作成可能。
ただし、入力内容や作業の過程が変わってくるので注意が必要です!
パソコンかスマホどっち?
EMS電子データ作成をパソコンかスマホ、どっちで実施するか??
悩んだら、下記を参考にしてみてください!
スマホは記載できる内容品数が3個のみ。食品や書籍など雑多なものを色々送る場合はパソコン一択ですね。(内容物の記載は必須です!)
パソコンだと、ラベルの印刷は自前のプリンターでしなければいけません。ご自宅になければ会社のプリンターでチャチャっと印刷してしまってもいいかもしれませんが…。笑
スマホであれば、郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」を使って印刷ができます(ゆうプリタッチが設置されている郵便局はこちらから検索ください)。
※設置されていない場合も、窓口でお問い合わせ番号を伝えればOKです。
詳しくはこちら)。
箱にラベルを貼る際、パソコンだと専用パウチが必要です。専用パウチは郵便局でもらうか、取り寄せる必要があります(パソコンでは会員登録が必要です。ただ、一度入力しておけば今後の利用が楽。ご家族が海外在住などで定期的にEMSを使うのであれば、スマホで作成する場合も登録しておくのがおすすめです!
EMS電子データをパソコンで作成
国際郵便マイページサービスにアクセスし、会員登録をします。
詳しくは日本郵便「国際郵便マイページサービス パソコン版の使い方」をご参照ください。
EMS電子データをスマホで作成
スマホから国際郵便マイページサービスにアクセスします。
詳しくは日本郵便「国際郵便マイページサービス スマホ版の使い方」をご参照ください。
EMS電子データ作成のポイント
内容品と単価はどのくらい正確に書く?
EMSの内容品名称は、できる限り具体的に記載する必要があります。日本語はNGなので、英語か送付国の公用語で記載しましょう。
(内容品の英語訳)
贈り物で相手に価格を伝えたくない場合であっても、記載が必要です!
とはいえ、すべての内容品を完璧に書くのは結構大変なんですよね…。
経験上、こまごましたお菓子程度なら“SNACKS”等、ざっくりまとめて書いても問題なかったですよ!
単価は10円単位まで書く必要はありません。購入時の大まかな価格を記載すれば大丈夫です。
(例:530円→500円)
ある程度使用した服などを送る場合「0円」ではなく、その時点での商品価値を大体でいいので記入します。0円の記載はルール上不可です!
(例:2万円で購入した服→既に1年着たので5000円と記載)
サンプルや書類など価格記載が困難な商品に関しては「1円」と記入します。
ちなみに荷物の総額によって関税がかかる可能性があるので、単価を記入する段階から注意が必要です。
関税はかかる?
個人間のやりとりであっても、国際間の荷物は課税対象になります。
税関のチェックの厳しさは本当に国によりけりですね…。
私はこれまでポーランドで5回荷物を受け取り、一度も引っかかったことがありません。
台湾へ2回送った時も引っかかりませんでした。
が、ベトナム在住の友人は毎回引っかかるそうです…。
こればかりは本当に運なので、引っかかったら素直に支払うしかありません。
たとえ「友人への贈り物」であっても課税対象になるので、注意が必要です!
関税をまぬがれる1つの方法は、
総額を低くする
ことです。
例えばEU圏では個人宛の発送であれば、総額が45ユーロ(約6千円)を越えなければ免税です。(送り先の国の条件を調べてみてください!)
まあ、送り先の国の税関職員が日本の商品の定価をすべて把握しているとも思えないので…。
この辺はある程度、融通を効かせてもいいと思います。
「500円のペンと100円のペンの違いは分からないだろう…」
程度の話ですが!笑
書籍に関税がかからないよう、本のカバーを外して書き込みをしたりして中古本として発送する方もいるそうです。笑
(必ず引っかからないというわけではないので、あくまで参考程度に…!)
梱包方法は国内発送と同じでOK?
国にもよると思いますが、EMSは空港のスーツケース同様、かなり雑に扱われることも多いです。
ふだん使う段ボール箱よりも、厚めでしっかりした段ボール箱を用意してくださいね。
絶対に中の物を傷つけたくない場合は、こちらの段ボールがおすすめ。
これ以上ないくらい頑丈で、厚みもしっかり!最強段ボールです。笑
ふつうの段ボールで送ってもらって角がボロボロになっていたことがあったので、以来こちらの段ボールで送ってもらっています。
レビューにもある通り、海外への配送に使っている方も結構多いですね。
テープはやっぱり3M。
テープの丈夫さはもちろん、カッターの使い勝手が抜群なので梱包作業もはかどります!
(使い終わった後、他のテープを入れ替えて使うこともできますよ。一般的な規格と同じサイズのカッターなので!)
また、傷や破損の原因になるので箱の中に隙間ができないようにするのも大切。
プチプチ緩衝材は、特に割れモノを入れるときは必須ですね。
100円ショップで買えるものはヘニャヘニャしていてあまり保護効果がないので…
ここはケチらず、しっかり保護してくれるものを使うのがおすすめです!
液体物はアルコール分に注意
アルコールを24%以上含んでいるものは、引火性液体とみなされて海外に送ることができません。
スキンケア用品で24%以上のものはまずないと思いますが、その場合も
「アルコール24%以上入ってません!」
という表記が必要です。
そのため、まずは送りたいものにどれくらいアルコールが含まれてるかを調べましょう。メーカーのサイトを見るか、表記がなければ問い合わせてください。
ただし、メーカーによっては企業秘密で具体的な数字を教えてもらえないこともあります。
その場合は、
「海外発送したいのですが、24%以下で問題ないですか?」
とだけ確認すればOK。
あとは下記のように表記しましょう!(コピペしてくださいね)
含まれるアルコール分 | 表記(洗顔料の場合) |
アルコールフリー(0%) | face wash (No Alcohol) |
具体的な数字が分かる場合 | face wash (5%) ←実際の数字を入れる |
具体的な数字は不明だが24%以下 | face wash (Not restricted, as per special provision A58) |
”Not restricted, as per special provision A58”
というのは「特別規定A58により制限されたものではありません」という意味です。
「特別規定A58」というのは、危険物輸送についての規則です。
”Not restricted”だけでOKな場合もあるそうですが、途中で返送されることもあるので最後までしっかり書くのをオススメします。
ちなみに私が愛用している泡洗顔料と洗顔フォームはどちらもアルコールフリー。
この場合は
face wash (No Alcohol) 5 (←個数も忘れずに!)
と表記すればOKです。
コロナ渦でかかる日数は?
EMSの追跡はこちらから可能です。
2021年2月〜3月、大阪〜ポーランド(ワルシャワ)間ではこんな感じでした!
通常3〜4日で届くEMSも、コロナ渦では1週間以上かかります。
(それでも、こんな状況の中しっかり対応してくれてありがたい限り…!)
こればかりは国やその時々の状況にもよりますね。
コロナ渦、EMSで送ってもらって助かったもの
コロナ渦で日本から送ってもらって助かったものをご紹介します!
ぜひご参考くださいね。
小杉織物の高品質マスク
コロナ渦、日本から送ってもらって本当に助かったのがこちらのマスク。
将棋棋士の藤井聡太さんが棋聖戦の対局の際に着用していたのと同じ、「小杉織物」のマスクです。
国にもよりますが、私が住むポーランドでは理想のマスクが手に入らず困っていました。
高機能でもザラザラの不織布で肌荒れしたり、見た目が良くても分厚すぎて呼吸困難になったり…。笑
小杉織物のマスクはフィルター入りで高性能なのに加えて、絹で作られているので
- 夏は涼しく冬はあたたかい
- UVカット効果あり
- 肌に優しく肌荒れ防止になる
こんな感じで、他の機能も素晴らしいんです。
実際使ってみると肌触りはもちろん、ぴったり顔にフィットする&苦しくなくて超快適!
すごく気に入りました。
私が使用しているのは、こちらのグレー(Sサイズ)です!
こちらの友人にもプレゼントしたら、めちゃくちゃ喜んでくれました!
左の男の子が付けているのは、よりウイルス捕集率の高いフイルターを使ったこちらの濃紺ブルー(Sサイズ)。
右の女の子が付けているのは私と同じタイプの薄イエロー(Sサイズ)です!
食料品はいつでも嬉しい
EMSの配送を友人や家族にお願いする時は、
日本のネットで購入→友人や家族宅に送付
という形で、箱にまとめて送ってもらっています。
スーパーまで買いに行ってもらうのも、この状況だとちょっと気が引けるのでね…!
こまごました日用品や食料品は、LOHACO(ロハコ)で購入するのがおすすめです。
文房具やスキンケア用品といった日用品からちょっとしたスナック菓子まで、欲しいものは大体ここで揃います。
まとめ買いすればかなり割安で購入できますよ!
海外で手に入らないけどあったら便利な日用品など、他のおすすめアイテムはこちらの記事にまとめています。
※最近送ってもらったお菓子を動画でご紹介しました!
EMSへのお礼はこれ
電子データ作成、ラベル作成、梱包に配送に…
面倒なEMS配送を手伝ってくれた友人や家族には、いつも何かしらお礼をしています!
欲しいものが分かっていればいいのですが、遠く離れて暮らしていると相手の欲しいものもなかなか分からないので…。
私はよくギフト券を送っています!
メールでサッと送れるのが便利で、価格も自由に設定できます。
形に残るタイプなら、こちらもいいですね!
金額が分からないようにお礼をするなら、カタログギフトもおすすめですよ!
先輩や目上の方に送っていただくなら、間違いないこちらを。
皆さんの荷物が無事に届きますように…!