この記事では、
- 有料noteを書いてみたいけど
- 価格設定や内容はどうすればいい?
とお悩みの方に、
「実際に私が500円で有料記事を販売してみて分かったこと」
をお話したいと思います。
noteで有料記事を出す基準&値段設定の考え方
noteで有料記事を出す方法
noteでは、
- 無料公開
- 有料記事
のどちらかを選択することが可能です。
無料公開はブログが無料で読めるのと同じ感覚ですね。
noteをブログのように使い、書いた文章を不特定多数の方に読んでもらうことができます。
有料記事は、
- 全文を有料にする
- 途中から有料(試し読みができる)
のどちらかが選べます。
「定期購読マガジン」という、定期的に記事を発行する条件で月会費を頂く方法もありますね。
有料か無料か、どちらにするか?
基本的には、
noteの有料記事=価格分の価値がある記事
と考えるといいと思います。
既に人気のある著名人やコラムニストも、有料noteでしか読めない記事をアップしていますね。
収益化は現実的?
有料noteは収益目当てで使うべきではない
これは実際に有料noteを出してみて、強く思ったことです。
有料記事にするかどうかで、おそらく一番悩むのが
「自分の記事に有料の価値はあるのか?」
ってことだと思います。
無料で読める媒体やブログが星の数ほどあるのに、お金をいただいていいのか…。
購入いただいてから
「こんなのにお金使わなきゃよかった…」
と思われたら悲しいですからね!
かなり悩んだのち、私が最終的に至った結論は
限られた人に読んでもらうために有料にする
ということです。
私はふだんYouTubeや当ブログを運営していますが、もちろんすべて無料公開です。
無料公開なので、心無いコメントを書き込む方もいるのが現状。
ネットでの活動は「伝えたい人にだけ伝える」というのがとても難しいんです。
なので、
「この話はブログには書きたくないな…」
「でも応援してくださってる方になら話したい!」
と思うような文章だけをnoteの有料記事で書くことにしました。
つまり、収益目当てではなく
限られた人に読んでもらうために有料にする
ことにしたんです。
結果的に
「買わなければよかった!」
みたいなコメントはもちろんなかったですし、むしろ
「いいものを読ませてもらいました」
とまで言っていただけて、この選択はすごくよかったなと思っています。
有料noteの相場は500円が目安
有料記事の場合、価格設定も本人に任されています。
今回私は、500円の有料記事に設定しました。
(こちら。途中まで無料で読めます!)
500円に設定した理由は
- 収益目当てではないから
- ただの素人が書いた文章だから
- 安過ぎると興味本位で読まれてしまうから
こんな感じですね!
特に、
「安過ぎると興味本位で読まれてしまう」
というのは大きなポイントだと思います。
たまに100円とかで販売している方を見かけるのですが…。
「100円なら、わざわざ有料にする意味がないのでは?」
というのが個人的な意見です。
限られた人に読んでもらうために有料にする
という目的がある場合、100円ならほとんど意味がありません。
「100円くらいなら払って、アンチコメント書くか〜」
って人が購入する可能性があるからです。
その点、500円なら購入前に一瞬ストップすると思うんですよね。
「ご、500円ならやめとくか…」
って!笑
とはいえ、高過ぎるのも考えもの。
基本的には
「応援してくださる方にはなるべく読んでほしい」
わけなので、高い料金を付けるのは目的に反してしまいます。
総合して考えると、有料noteは500円が妥当な金額だと思います。
それでもお金を頂くのに抵抗があるなら、売上金の使い道を書いておくといいですよ。
私はブログの運営費(サーバー代やデザイン)に使わせていただきました!
情報商材なら高値で販売してOK?
私が販売した有料noteはエッセイ(思いを綴ったふつうの文章)ですが、
中には
情報商材なら高値で販売していいんじゃない?
と考える方もいらっしゃると思います。
※情報商材…日記や小説といった作品以外の文章。ノウハウや体験談など。
これに関しては、反対するわけではないものの…
正直、もっと他にいい方法があると思います。
なぜかというと、noteは手数料がべらぼうに高いからです。笑
参考までに、こちらは私の有料noteの1ヶ月分の振込可能金額です。
注目していただきたいのが
「未振込の売上¥29,700から各種手数料を引いた額です」
という一文。
この「各種手数料」というのがやっかいで、有料noteでは振込時に以下3つの手数料が引かれます。
決済手数料
クリエイターご自身が登録されている決済手段ではなく、購読者の決済手段によります。・クレジットカード決済:売上金額の5%
・携帯キャリア決済 :売上金額の15%プラットフォーム利用料
売上金額から決済手数料を引いた金額から差し引きます。・有料記事、有料マガジン、サポート、サークル:10%
・定期購読マガジン:20%振込手数料(売上金のお支払い時)
270円
どうでしょう…?
やたら高くないですか?笑
実際私も5000円ほど引かれていますね。
記事を購入してくださった10名様分のお金が手数料に消えるのは…
私の場合、有料noteは収益目当てではないので問題ないのですが
もし
収益目当てで情報を売りたい!
のであれば、別の方法を使って自分の元に入るお金を増やすほうがいいと思います。
個人がネットで稼ぐ方法は、なにも有料noteだけではありません。
文章でお金を稼ぎたいのであれば、正直noteよりブログの方が断然稼げます。
有料noteよりブログ
ネットで記事を書いて稼ぐ
これを視野に入れている場合は、断然ブログをやった方がいいです。
理由は、
- ブログは企業に依存しない
- ブログは全てカスタマイズ可能
- noteは収益化が難しい
こんな感じです!
ブログは企業に依存しない
ブログは自分だけの財産になる
私はこれがブログとnoteの一番の違いだと思っています。
基本的にnoteは「note株式会社」運営のサイト上で記事を書くことになるので、ある日突然記事が消えても文句は言えません。
(Twitterで書いたツイートが消えても文句が言えないのと同じ)
これ…
超怖くないですか?
一方ブログの場合、自分で一からサイトを立ち上げます。
なので、自分で消さない限り突然誰かに消されてしまう心配はありません。
※アメーバブログや楽天ブログのような無料ブログはnoteと同じ仕組みなので注意!
ブログを始めるならWordPressをお使いください。
企業に依存せず、自分だけの財産が持てる点でnoteよりブログの方が安心です。
ブログは全てカスタマイズ可能
noteは基本的に記事のフォーマットが決まっていて、文字のフォントも数種類しかありません。
一方ブログはサイト内のすべての要素を自分でカスタマイズできるので、思い通りのページを作ることができます。
デザインは個性がかなり出るポイントなので、読者に印象に残るサイトを作るならブログ一択ですね。
個人的にはnoteの表示スピードの遅さも結構気になります。
ブログであれば表示スピードを速くすることもできるので、その点も問題ないですね!
noteは収益化が難しい
上でも書いた通り、noteで収益化しようと思えば「有料記事」を書いて読者に購入してもらう必要があります。
買ってもらえたら、即お金が入るしくみですね。
ただーし!
これ、めちゃくちゃ難しいです。
理由はシンプルに、素人が文章に値付けするなんて、難しすぎるから。
有料noteの価格は誰かが査定してくれるわけでもなく、書いた本人が決めるもの。
紙に印刷されたわけでもないただの文章に値段をつけるのは、相当勇気の要ることです。
文庫本が500円以下で買える時代ですからね…。
一方、ブログは収益化のハードルがもっとゆるいです。
記事を書いてアフィリエイトのリンクを貼り、そこから買うかどうかは読者が決めること。
読者は文章にお金を払うわけではなく、商品にお金を払います。
なので書き手のプレッシャーも低いです。
「noteで有料記事を書けばお金が入るんだ!」
と早合点しがちですが…。
それに見合うだけの文章を書く責任を考えるとリスクが高いし、そもそも買ってもらえる可能性もすごく低いです。
もちろん、
「アフィリエイトなんて怪しくない??」
って気持ちもすごく分かるので(私も昔思ってました)、
ぜひこちらの記事もご参考ください。
書くからには収益化したい!と思っているなら、それこそブログを始めましょう。
どっちもやるならブログから
それでもnoteで有料記事を書いてみたい!という方にオススメしたいのは、やはり
ブログから始めること。(しつこくてすみません)
結局どこの誰が書いたのか分からない有料記事を買ってもらうのって…。
やっぱり難しいんですよね。(みなさんは実際買ったことありますか?)
なので、
「この人の文章ならお金を払ってでも読みたい!」
と思ってもらえるように、ある程度ブログで自分の人となりを知ってもらう必要があると思います。
定期的にブログを覗きにきてくれるファンが付いてくれたらもっといいですね!
ふだん文章を書く機会があまりない方は、ブログで文章力を鍛えてからnoteに臨むのもひとつ。
焦らず、コツコツやってみましょう!
ブログに記事がたまってきたら、様子を見て有料化していくのも良いと思います。
こちらの動画もぜひご参考ください!
書く内容や収益化で悩んだら、私に相談いただいても大丈夫です!
ちなみに、
「有料でなくてもいいから、まずはnoteを書いてみたい!」
という方におすすめしたいのがこちらの本。
noteではじめる 新しいアウトプットの教室 楽しく続けるクリエイター生活 できるビジネスシリーズ
- noteとは何か
- 無料・有料の違い
- 文章を書き続けるコツ
などを学ぶことができます。
いきなりnoteを書き始めるのに、ハードルを感じている方にオススメです!
このブログではブログ運営を始め、個人が情報発信で生きていくための記事をいろいろ書いているので、気になる記事からぜひご参考いただければと思います!