会社を辞めるとき、親のことは多少なりとも気になりますよね。
私は会社辞めたとき事後報告だったのですが、見事に
「この先、どれだけあなたが成功しようと喜ぶことはない」
とハッキリ言われました。笑
泣きじゃくりながら説明しても、聞く耳を持たないどころか
「は??何アホなこと言ってんの??」
って感じでブチギレられる始末。
まあ事後報告でなかったとしても
「は??仕事辞めるな。どうやって生きていくつもり?」
と言われたことでしょう…
会社辞めるのを親に報告するって誰しも緊張すると思うし
そもそも
「親が気になって退職に踏み切れない」
って方もいると思います。
この記事では私の実体験を元に
親に黙って仕事辞めるのは結局アリなの??
ということについて、書いていきたいと思います。
報告したらキレられた
報告してキレられた時は、やっぱり悲しかったです。
「うちの親は何も言わずに受け入れてくれた(ほっこり)」
みたいな話だってありますし…
羨ましいな〜って。
贅沢な話ですけど…
ただ、どこかで
「キレられて正解だった」
と思ったところもあって
それは、
「親が二つ返事で承諾したら、それって挑戦する意味ないよな」
と思ってたからです。
親の世代と今の世代では、働き方も選択肢の幅も全然違います。
「大企業のサラリーマンは将来安泰」
なんてのも、今やもう昔話。
国内有数の大企業が突然経営破綻したニュースも、近頃少なくありませんよね。
日本も目に見えて、会社に頼れない時代に突入していってます。
個人で稼ぐのは普通だし
転職は実力を付けていくための手段になっていくはず。
(海外ではこれがどんどん進んでる)
親が二つ返事で
「いいよ、頑張りなよ」
なんて言ったら…
それはもう時代遅れで、挑戦する価値のないことかもしれません。
だから、親に
「もうお手上げ、こいつ理解できない…」
と諦めてもらうくらいがちょうど良いかなって。笑
そうやって時代は進んでいくんだと思います。
「大企業を辞める」
なんて、それこそ親世代の価値観ではありえないことだし
めちゃくちゃ反対されたり、失望されたりするかもしれません。
でも親世代の価値観が通用しない時代で生きてるし、そこで戦ってるんだから仕方ないですよねえ…。
辞めるまでに考えたこと
とはいえ、やはりその瞬間を迎えるまではめちゃくちゃ葛藤がありました。
「入社した時あんなに喜んでくれてたし」
「辞めたら親の顔に泥を塗るのではないか」
そんなことを、もう毎日ぐるぐるぐるぐる考えていました。
ただ、同時に
「絶対会社辞めたる」
という思いがめちゃくちゃ強かったのは事実。
「親を一旦悲しませても会社を辞める」
というのを決めて、頭を整理しました。
そこで行き着いた考え方が、こちら。
- これまで一番大事にしてきた親を神の領域に格上げして
- その空いた部分の価値観をこれから自分で作っていく
※神の領域、っていうのは分かりやすく大げさに言ってます。笑
会社を辞めたからといって、親が大切な存在であることはこれからも変わらないですよね。
なので、これからは「親」の存在をもう一つ上の段階に上げて神格化するんです。
ちょっと考えていただきたいんですが!
みんな神様のことを大切に信仰するけど、でも神様に
「会社辞めてもいい?」
「進路どないしよ?」
なんて聞いたりしないですよね。笑
親が大事なのはこれまでと一緒。
でもこれからは親を、
俗世間を超えてもんっっのすごい大事な存在として位置付ける
んです。
その代わり、今まで俗世間で一番だった「親第一」という価値基準はすっぽりなくなっちゃいますよね。
その空いたところの価値観を、これからは自分で作っていくんです。
この「価値観を作っていく」というのが、会社を辞めてからの人生です。
「親を喜ばせたい」
と頑張ってきたことは決して無駄になるわけじゃありません。
その頑張りが、これからの自分の人生にめちゃくちゃ役に立ってくれると思うんですね。
なんせ、いまや神となった親(笑)を悲しませるようなことはできないですから
誤った道に進むなんてことはないはずです。
レールに乗ってきた人生だった
たまに
「これまでは親の言いなりでレールに乗った人生を歩んできて…」
と恥ずかしそうに言う方を見かけるのですが、
「そりゃそうじゃんよお」
って私は思います。よおよお
だって
「いい大学に行ってほしい」
「いい会社に入ってほしい」
と思って身を粉にして働いてくれた親に、その通りの姿を見せるのって…
素直に生きてたら普通じゃないですか?
だからそれなりの会社に入って数年働いて親の期待に応えるのは、至極真っ当なことだと思います。
ただし、大事なのはそこから。
自分がやりたいことって、社会に出てからの方が見えてくるんですよね。
学生時代よりお金もあるから、できることも格段に増えるし
価値観も日々変わります。
ある程度我慢して働いてみて、こんなもんかーって理解して
たくさん悩んで苦しんで、やりたいことのために資金を貯めて
そしてある日、
「今や!!」
って瞬間が来たら、そこが新たなスタート。
自分の人生第二章が始まるんだと思います。
自分にもし子どもがいたとして…
いつまでも親がおばあちゃんやおじいちゃんの顔色伺いながら生きてたら
それって結構悲しくないですかね。
自分の人生を生きよう!
親くらい納得させられないと!
これを言っちゃうと元も子もないのですが…。
親ぐらい納得させられないと、これからの人生結構困ると思います。
たとえ納得してくれなかったとしても、それでも前に進む勇気が絶対に必要。
会社を辞めて新しい環境に入ったら、それはそれで大変なこともたくさんあると思います。
独立するならなおさらですね。
どんなに一生懸命言葉を尽くしても納得してくれない人もいるし
冷たく追い返す人に出会うこともあるし
それでも前に進まないといけません。
親に納得してもらうのは
「今後の人生を通して」
ということでもいいと思います。
(私の親もまだ納得してないと思います…。笑)
今すぐ納得させられなくても、これからの生き様を見て納得してもらえたらそれでいいんじゃないでしょうかね。
親の反対が気になるのはめちゃくちゃ分かります。
でも、私たちにとっての幸せは
「親が納得する人生を歩む」
ことじゃなくて、
「自分が納得する人生を歩む」
ことなんですよね。
もちろん親も悪気があって反対してるわけじゃない。
でも、基準を親に合わせるのは良くない。
私たちは親のために生きてるんじゃないからね!!
親に合わせるくらいなら、社会の流れに基準を合わせた方がよっぽどマシだと思います。
これ、リアルに8回観た映画なんですけど
インドって結構日本と似てて、
「良い会社に入って親を安心させるのが親孝行」
って考えが非常に根強い国なんです。
この映画でも、親を気にして夢を諦めようとする若者が出てきます。
親との関係で進路に悩んでる方には絶対観てほしい映画。
「え?インド映画??歌って踊りまくるだけでしょ??」
と思うかもですが、騙されたと思って観てみてください。
かなり背中押してくれます!
このブログでは他にも私が会社員時代〜退職に至るまでに悩んだこと、今のライフスタイルについていろいろ書いているので、ぜひご参考いただければと思います!
Twitter(@yukimin_jp)のフォローもお待ちしています!